今週の為替注目ポイント(1/9~)
年末・年始は 薄商いの中、日銀による「金融緩和の修正」「消費者物価指数 (生鮮食品を除くコア) の 上昇率見通しの引き上げ検討」などを材料に、ドル売り・円買いが進んだ。
3日には、一時、22年6月以来となる129.51円をつけた。逆に4日・5日は、「11月JOLT求人件数」「12月ADP雇用統計」「新規失業保険申請件数」など米雇用関連指標の結果を受け、「賃金の上昇」「高インフレの継続」「FRBの金融引き締めの長期化」が意識され、ドルは買い戻された。
6日、ドル円は 134.77円まで上昇する場面もみられたが「12月 ISM 非製造業 景況指数」の低調な結果を受け132円台に急落! NY終値132.05-15円で越週した。
今週は、12日に発表される「米12月 消費者物価指数」が 最大の注目材料!「高インフレの継続」を示唆する内容となるか? 「インフレはピークアウトしたとの見方」を支持する内容となるか? 特に、FRBが重視する「コア」は、前年比 +5.7% (前回は +6.0%) と予想されている。市場予想を上回る伸びが示された場合、ドルは 米長期金利の上昇と共に 買われ、下回ると米長期金利の低下と共に 売られると予想される。
あと、10日には「12月東京都区部 消費者物価指数」 が発表される。現在、総裁人事を含む日銀の動向に関心が集まっているため 市場予想を上回る伸びが示された場合、円買い材料にされる可能性がある。
⋆ 12月 消費者物価指数(12日予定)
https://fx.minkabu.jp/indicators/US-CPI
⋆ 1月ミシガン大学消費者信頼感指数 (速報値)(13日予定、米国時間)
オールイヤーズ事務局で作成した記事です。