1/7の市況 - 日経平均は反発
日本市場:日経平均は153円高の25,974円と反発した。日経平均VIは18.2、NTレシオは13.85、売買代金は2.5兆円、空売り比率は48.5%、騰落レシオは81%だった。円ドルレートは134.2円、10年国債利回りは0.497%だった。
海外市場:利食いで、NYダウは113ドル安の33,517ドルと反落した一方、ナスダック指数は+66の10,635ポイントと続伸した。米10年国債利回りは3.53%に低下、VIXは22.0に上昇した。
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*日経平均VI(ボラティリティインデックス)とは、投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数。指数値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでいることを意味する。平常時は20前後の数値のことが多い。
* NTレシオとは、日経平均株価(日経平均)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。両者の頭文字をとってNTレシオと呼ばれている。日経平均は、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライムに上場する約2,000銘柄のうちから、市場流動性(売買の活発さや安定度)の高い225銘柄を選定し、その株価合計を除数で調整した平均価格のため、株価の高い値がさ株(ハイテク関連セクターなど)の影響が強く、一方、TOPIXは東東京証券取引所プライム全上場銘柄の時価総額による加重平均で計算されるため、時価総額の大きい銘柄(内需セクターなど)の影響を受けやすい傾向にある。そのため、ハイテク関連セクターの株価が内需セクターよりも上昇するとNTレシオが上がり、内需セクターの株価がハイテク関連セクターより上昇するとNTレシオが下がる傾向にある。
*空売り比率とは、信用取引にて、空売りされたまま買い戻されていない株数の比率のこと。空売り比率が上昇すると、ショートカバー(空売りの買い戻し)の期待が高まることから、株価上昇のきっかけとなることがある。
*騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標。騰落レシオは100%が中立の状態で、100%を超えると値上がり銘柄のほうが多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的。
*VIXとは、Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で、恐怖指数とも呼ばれている。株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したもの。アメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、米国株価指数S&P500を元に算出・発表している数値。S&P500の値動きが激しくなると予測する投資家が増えると、VIXは上がり、S&P500が安定すると予測する投資家が増えるとVIXは下がる。平常時は20前後の数値のことが多い。
*先物買いは、先行き株式相場の上昇を予想する場合に行われ、先物売りは先行き株式相場の下落を予想する場合に行われる。