為替の動向 - 今週(3/13〜)の注目ポイント
8日、パウエル議長の証言がトーンダウンしたのは、SVBの破綻について 金融当局へ 報告が入ったためではないかとの 見方もあるが、同議長は 『3月FOMCで決定する 利上げ幅については、今後入手されるデータ次第で まだ 何も決めいない。』『この先、重要となり得るデータが発表される。』と述べた。14日の「米2月消費者物価指数」、特に 変動の激しいエネルギー関連 や 食料品を除いた「コア」に注目したい。
「SVBの経営破綻」の影響が、今後どの程度 広がるか? 米銀の破綻としては、リーマンショック時の2008年9月に破綻したワシントン・ミューチュアルに次ぐ 過去2番目の規模。同行の総資産は 、22年末時点 約2,090億ドル (約28.2兆円 @135)、全米 第16位。 短期の収束を望むが、FRBは『金融不安が起きる可能性がある中で、積極的に利上げできないだろう。』との見方が強まれば円が買われそう。
もし、SVB個別の問題にとどまらず、他行への波及が懸念され始めた場合は、リスクオフの 円買いが加速する恐れもある。
オールイヤーズ事務局で作成した記事です。