為替の動向 - 今週(4/3〜)の注目ポイント

金融不安に対する過度な警戒感が 和らぐ中、リスクオフ のドル売り・円買いが後退。(油断できないが)市場は再び「インフレ動向」「主要中央銀行の金融政策」「経済指標」に注目し始めた。目先の不安は後退しているが、払拭された訳ではない。バイデン大統領も 先週『銀行危機は、まだ終わっていない。』との認識を示していた。引き続き、関連の ヘッドラインに要注意である。

一方、追加的な悪材料が出なければ、市場の注目は「インフレ動向」「主要中銀の金融政策(ドル円の観点からは、特に、FRBの利上げ と 日銀の大規模金融緩和の修正)」「経済指標」へ移行していきそうである。今週は、特に「雇用統計」や「ISM指数」など、今後のFRBの金融政策を左右する米重要指標が発表される。前者から 引き続き 労働市場の強さと賃金インフレ が、後者から 景気後退とインフレ圧力の低下が確認されるかなどに注目している。 

注目の米経済指標

作成日:2023/04/03
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
Allears オールイヤーズ事務局で作成した記事です。