為替の動向 - 今週(4/10〜)のポイント

 

  「米欧の金融不安への過度な警戒感」は 一旦 後退し、市場の目は「インフレ動向」「米景気後退」「主要国中銀の金融政策」に向けられている。12日には「米消費者物価指数」、14日には「米小売売上高」が発表される。インフレ圧力の低下や 米国景気の後退が示唆され、FOMCでの「利上げ停止」観測が強まるか。そしてFRB高官達は 何を語るか? 今週はFOMCの議事要旨 (3月21-22日開催分) も公表される。スケジュールは、以下の主な経済指標・イベント等でご確認ください。日本政府は、7日の閣議で日銀の新総裁に 植田和男氏を任命することを正式に決めた。発令は9日付で 任期は5年間。本日は 就任会見、岸田首相との面会が予定されている。舵取りが大変難しい環境下、4月27-28日に「日銀金融政策決定会合」が控える植田新総裁の発言に注目したい。もし、市場で「大規模金融緩和“修正”」への思惑が高まれば「円高」をサポートするだろう。最後にドル円の話ではないが、高インフレの収束・FRBの利上げ打ち止め観測で「株高」となるか。景気後退懸念・先行き不透明感から「株安」となるかも注目される。

 ◇注目の米経済指標

作成日:2023/04/10
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Allears オールイヤーズ事務局で作成した記事です。