為替の動向(7/24)
「FOMC (7月25-26日)」と「日銀金融政策決定会合 (7月27-28日)」が開催される。前者は「0.25%利上げ」が確実視され、焦点は「9 月会合での利上げの有無」に移っている。今後の金融政策について 声明文やパウエルFRB議長の会見から、どのような見通しが示されるのか 注目。
利上げ打ち止めに期待で、ダウが2017年8月以来 10連騰を記録する中、あえてタカ派的なスタンスを示すか? 後者は、 YCCの修正に踏み切るか注目。
6月統計で日米のインフレが逆転した。後から振り返ると瞬間的なものだったとなる可能性もあるし、FRBの様に一過性のものとして対応が遅れると、今後、益々 日本の物価が上昇する恐れもある ただ、会合直前のタイミングで 日銀総裁が 公式にハト派的発言を行った ため「現状維持」を決める可能性が高いとみている。もし、例えば「10年国債の利回り目標の変動幅を ±0.50% ⇒ ±0.75%へ 拡大」した場合、サプライズで 大きく「円高」が進むだろう。昨年12月20日「同変動幅を ±0.25% ⇒ ±0.50%へ拡大」した際は、一日でドル円が137円台
から130円台まで急落したことは記憶に新しい。
◇注目の米経済指標
⋆ 第2四半期 実質GDP (速報値)(27日予定)
https://fx.minkabu.jp/indicators/US-GDPA
⋆ 6月 PCEデフレータ(28日予定)