今週(9/13〜)の為替の動向
週末に 読売が報じた 植田日銀総裁のタカ派発言を受け、週明け147円を割れて円高が進行中! 2% 物価目標の実現には まだ距離があると前置きした上で、下記の通り述べている。
- 賃金と物価の好循環を見極めるためのデータが年内にも揃う可能性がある。
- 賃金上昇をともなう持続的な物価上昇に確信が持てる段階となれば、マイナス金利の解除も含めて 色々なオプションがある。
来年以降のマイナス金利解除に向けて、地ならしを始めた印象。先週は、米国の「非製造業」と「労働市場」の堅調さが確認された。特に、13日発表予定の「米 8月消費者物価指数」に注目している。6月FOMCで 参加者たちは、年内2回 (7月に 利上げしたので、残りあと1回) の見通しを示したが The Fed - June 14, 2023: FOMC Projections materials, accessible version (federalreserve.gov) 市場予想を上振れ インフレ再燃を連想させる強い内容になると、年内の追加利上げがより意識され先週以上に「円安」が進行する可能性がある。尚、植田発言 や 政府・日銀による「為替介入」への警戒感は、投機的な動きを抑える一定の効果がありそう。
オールイヤーズ事務局で作成した記事です。