6/16日の市場動向 - 日経平均は反発、NYは大幅下落で3万ドル割れ

日本市場:

米国株高を受けて、日経平均は105円高の26,431円と5営業日ぶりに反発。日経平均VI25.3NTレシオは14.15でした。売買代金は2.6兆円、空売り比率は44.6%、騰落レシオは103%でした。円ドルレートは134.2円、10年国債利回りは0.248%でした。

海外市場:米連邦準備理事会(FRB)が15日に0.75% の利上げ加速を決め、英国やスイスの中央銀行も政策金利引き上げを決め、特にスイス中央銀行の引き上げは約15年ぶりのサプライズであったことから、急激な引き締めで景気後退に陥るリスクが改めて意識され、NYダウは741ドル安の29,927ドルと20211月以来の3万ドル割れ、ナスダック指数は-45310,646ポイントと大幅反落。米10年国債利回りは3.2%に低下、VIX32.9に上昇しました。

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*日経平均VI(ボラティリティインデックス)とは、投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数です。指数値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでいることを意味します。

* NTレシオとは、日経平均株価(日経平均)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。両者の頭文字をとってNTレシオと呼ばれています。日経平均は、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライムに上場する約2,000銘柄のうちから、市場流動性(売買の活発さや安定度)の高い225銘柄を選定し、その株価合計を除数で調整した平均価格のため、株価の高い値がさ株(ハイテク関連セクターなど)の影響が強く、TOPIXは東東京証券取引所プライム全上場銘柄の時価総額による加重平均で計算されるため、時価総額の大きい銘柄(内需セクターなど)の影響を受けやすい傾向にあります。そのため、ハイテク関連セクターの株価が内需セクターよりも上昇するとNTレシオが上がり、内需セクターの株価がハイテク関連セクターより上昇するとNTレシオが下がる傾向にあります。

*空売り比率とは、信用取引にて、空売りされたまま買い戻されていない株数の比率のことです。空売り比率が上昇すると、ショートカバー(空売りの買い戻し)の期待が高まることから、株価上昇のきっかけとなることがあります。

*当落レシオとは、騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標です。騰落レシオは100%が中立の状態で、100%を超えると値上がり銘柄のほうが多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的です。

VIXとは、Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で、恐怖指数とも呼ばれています。株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したものです。アメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、米国株価指数S&P500を元に算出・発表している数値です。S&P500の値動きが激しくなると予測する投資家が増えると、VIXは上がり、S&P500が安定すると予測する投資家が増えるとVIXは下がります。

作成日:2022/06/17
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Allears オールイヤーズ事務局で作成した記事です。