6/21の市場動向 - 日経平均は26,000円を回復。米国株も上昇。
日本市場:日経平均は475円高の26,246円と3日ぶりに反発し、26,000円を回復した。日経平均VIは24.0、NTレシオは14.14、売買代金は2.6兆円、空売り比率は43.6%、騰落レシオは96%だった。円ドルレートは135.1円、10年国債利回りは0.231%だった。
海外市場:NYダウは641ドル高の30,530ドルと3営業日ぶりに反発、ナスダック指数は271ポイントプラスの11,069ポイントと続伸。米10年国債利回りは3.28%に上昇、VIXは30.2に低下。正社員の1割削減の詳細を発表したテスラが+9.4%と反発したのが注目される。
6月19日のブログ記事で書いた通り日経平均はリバウンドした。騰落レシオが96%と100%を割り込んでいる(売られた銘柄が多い)にもかかわらず上昇している。どこまで上昇するかがポイントだろう。
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*日経平均VI(ボラティリティインデックス)とは、投資家が日経平均株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数。指数値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでいることを意味する。
* NTレシオとは、日経平均株価(日経平均)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。両者の頭文字をとってNTレシオと呼ばれている。日経平均は、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライムに上場する約2,000銘柄のうちから、市場流動性(売買の活発さや安定度)の高い225銘柄を選定し、その株価合計を除数で調整した平均価格のため、株価の高い値がさ株(ハイテク関連セクターなど)の影響が強く、一方、TOPIXは東東京証券取引所プライム全上場銘柄の時価総額による加重平均で計算されるため、時価総額の大きい銘柄(内需セクターなど)の影響を受けやすい傾向にある。そのため、ハイテク関連セクターの株価が内需セクターよりも上昇するとNTレシオが上がり、内需セクターの株価がハイテク関連セクターより上昇するとNTレシオが下がる傾向にある。
*空売り比率とは、信用取引にて、空売りされたまま買い戻されていない株数の比率のこと。空売り比率が上昇すると、ショートカバー(空売りの買い戻し)の期待が高まることから、株価上昇のきっかけとなることがある。
*騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標。騰落レシオは100%が中立の状態で、100%を超えると値上がり銘柄のほうが多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的。
*VIXとは、Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で、恐怖指数とも呼ばれている。株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したもの。アメリカのシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、米国株価指数S&P500を元に算出・発表している数値。S&P500の値動きが激しくなると予測する投資家が増えると、VIXは上がり、S&P500が安定すると予測する投資家が増えるとVIXは下がる。