損切とは
損切とは、株価が下がり、含み損を抱えている場合に、損失を最小限に抑えるために株を売却して処分することです。
損切りが必要な理由の一つは、株価が下がり続けてしまった場合、損失額は膨らみ続けることになるからですが、株式を塩づけにしてしまうことにより、より良い投資をする機会を失ってしまい、本来得られる利益を得ることができなくなってしまうということも挙げられます。
このように損切りは、投資のパフォーマンスをあげるためにはきわめて重要な手法です。しかし、個人投資家が損切りを実行することは容易ではありません。多くの個人投資家は、「損をしてもいつかは回復するだろう」「今、株は値下がりしているが、そのうち値上がりするだろう」と考えて、損切りができないからです。このような行為は、行動経済学における最も代表的な理論の一つである「プロスペクト理論」として説明されており、人間は、わかっていてもなかなか逃れることができません。
そのようなことを防止するために、投資する際に、自ら損切りルールを設定してそれを頑なに守るか、第三者のアドバイスにしてもらい、損切りの判断を後押ししてもらうことが考えられます。
オールイヤーズ事務局で作成した記事です。
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