資産運用に関するQ&A
投資信託の選び方
投資信託を買おうと思っているのですが、たくさんあり、どれを買えば良いのかわかりません。どのようにして投資信託を選べば良いのでしょうか。
質問日:2022/06/16
販売されている投資信託は数千本もあるため、その中から自分に合った投資信託を選ぶのは容易ではありません。投資信託を選ぶ際の主なポイントを3つ挙げるとすれば、①自分の資産形成の目的にあっているか、②過去のパフォーマンス(運用成績)、③コストが挙げられます。
1.自分の資産形成の目的とあっているか
投資信託を購入する際には、投資する資金の性質(中長期資金か余裕資金か)などを踏まえ、リスクとリターンを考えたうえで、自分の資産形成の目的にあった投資信託を選ぶのがよいでしょう。
値動きの激しい株式を中心に組入れる株式投資信託は、値上がりする可能性も大きい一方で、値下がりする可能性も高くなります。他方で、価格が安定した債券のみを組み入れる公社債信託は、株式投資信託と比べて、値上がりする可能性は低い一方で、値下がりする可能性も低くなります。
2.過去のパフォーマンス
新規に設定された投資信託でなければ、過去のパフォーマンス(運用成績)を見ることができます。過去のパフォーマンスが一定の利回りを確保しているか、あるいは、日経平均などのインデックスを上回っているか(アウトパフォームといいいます)により、その投資信託を運用している投資信託委託会社が優秀かどうかを判断する材料となります。ただし、設定されてからの期間が短い投資信託は過去のパフォーマンスを判断だけできるだけの期間がないこともあります。また、過去のパフォーマンスの実績は、これから先の運用成績や得られる利益を保証するものではないことに注意する必要があります。
3.コスト
投資信託のコストも重要です。投資信託には、①購入手数料、②信託報酬、③信託財産留保金といったコストがかかってきます。これらのコストが高い場合には投資信託自体のパフォーマンスが良くても、最終的なパフォーマンスは悪化することになります。例えば、
投資信託のパフォーマンスが年4%だとしても、コストが年1%であれば、最終利回りは年3%となり、税金を考えれば、手取りの金額はさらに低くなります。
・投資信託の運用成績の調べ方
1.投資信託の運用成績の指標
投資信託の運用成績(パフォーマンス)にはいろいろな指標があります。
①基準価額
投資信託についてのその日の1口当たりの資産価値を表します。投資信託に組入れた株式や公社債などをその日の時価で評価し、信託報酬などの費用を差し引くなどして算出します。投資信託を購入するときや解約するときの値段の基準となります。
②期中騰落率
基準価額が一定期間のうちにどの位値上がりしたか、あるいは値下がりしたかを率で示したものです。
③利回り
投資信託の運用成績は、その時々の運用状況によって変動しますので、預金や債券のようにあらかじめ確定値を示すことができません。MRF等の一部の公社債投資信託だけは、過去1週間等の運用実績をもとに、参考の利回りを表示しています。
2.投資信託のディスクロージャ
投資信託については、その情報が目論見書や運用報告書によりディスクローズされます。
目論見書には、投資信託の目的、特色、投資方針、リスク、手数料などが記載されており、投資信託の販売会社から入手できます。
運用報告書は、投資信託の運用実績や運用状況が記載されており、これも販売会社から入手することができます。
また、販売会社は、投資家に対して、年1回以上、投資信託のトータルリターンを通知することが義務付けられています。
3.投資信託のパフォーマンスの調べ方
投資信託の基準価額、利回りや分配金の推移などは、投資信託協会のホームページ(https://www.toushin.or.jp/)で検索できます。また、投資信託会社のホームページでも、販売している投資信託の情報が閲覧できるようになっているのが通常です。
また、主な投資信託の基準価額は、日経新聞の朝刊などに掲載されています。
4.評価会社の格付け
投資信託の運用成績などを比較する際の参考になるものとして、モーニングスター社や格付投資情報センターなどの評価会社が発表する格付け(評価)やランキング(順位)などがあります。
評価機関は第三者の立場から、投資信託のパフォーマンスを客観的に評価し、星の数などにより格付けをして、情報をわかりやすく投資家に伝えています。
投資信託協会のホームページには、各評価会社のホームページへのリンクコーナーがあります。https://www.toushin.or.jp/link/ratingagency/
評価会社は、リターン、シャープレシオ、コスト、純資産額、販売金額などについてランキングなどを公表しています。
5.シャープレシオ
シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほど得られた超過リターンが高いことを意味します。
シャープレシオが大きくなるほど、低いリスクで高いリターンが得られる運用効率がよい金融商品であることを意味します。この数字が1を超えていると平均以上のリターンを得られた金融商品ということになります。
このシャープ・レシオは、リスク調整後のリターンを測るものとして、投資信託の運用実績の評価などにも利用されます。
1.自分の資産形成の目的とあっているか
投資信託を購入する際には、投資する資金の性質(中長期資金か余裕資金か)などを踏まえ、リスクとリターンを考えたうえで、自分の資産形成の目的にあった投資信託を選ぶのがよいでしょう。
値動きの激しい株式を中心に組入れる株式投資信託は、値上がりする可能性も大きい一方で、値下がりする可能性も高くなります。他方で、価格が安定した債券のみを組み入れる公社債信託は、株式投資信託と比べて、値上がりする可能性は低い一方で、値下がりする可能性も低くなります。
2.過去のパフォーマンス
新規に設定された投資信託でなければ、過去のパフォーマンス(運用成績)を見ることができます。過去のパフォーマンスが一定の利回りを確保しているか、あるいは、日経平均などのインデックスを上回っているか(アウトパフォームといいいます)により、その投資信託を運用している投資信託委託会社が優秀かどうかを判断する材料となります。ただし、設定されてからの期間が短い投資信託は過去のパフォーマンスを判断だけできるだけの期間がないこともあります。また、過去のパフォーマンスの実績は、これから先の運用成績や得られる利益を保証するものではないことに注意する必要があります。
3.コスト
投資信託のコストも重要です。投資信託には、①購入手数料、②信託報酬、③信託財産留保金といったコストがかかってきます。これらのコストが高い場合には投資信託自体のパフォーマンスが良くても、最終的なパフォーマンスは悪化することになります。例えば、
投資信託のパフォーマンスが年4%だとしても、コストが年1%であれば、最終利回りは年3%となり、税金を考えれば、手取りの金額はさらに低くなります。
・投資信託の運用成績の調べ方
1.投資信託の運用成績の指標
投資信託の運用成績(パフォーマンス)にはいろいろな指標があります。
①基準価額
投資信託についてのその日の1口当たりの資産価値を表します。投資信託に組入れた株式や公社債などをその日の時価で評価し、信託報酬などの費用を差し引くなどして算出します。投資信託を購入するときや解約するときの値段の基準となります。
②期中騰落率
基準価額が一定期間のうちにどの位値上がりしたか、あるいは値下がりしたかを率で示したものです。
③利回り
投資信託の運用成績は、その時々の運用状況によって変動しますので、預金や債券のようにあらかじめ確定値を示すことができません。MRF等の一部の公社債投資信託だけは、過去1週間等の運用実績をもとに、参考の利回りを表示しています。
2.投資信託のディスクロージャ
投資信託については、その情報が目論見書や運用報告書によりディスクローズされます。
目論見書には、投資信託の目的、特色、投資方針、リスク、手数料などが記載されており、投資信託の販売会社から入手できます。
運用報告書は、投資信託の運用実績や運用状況が記載されており、これも販売会社から入手することができます。
また、販売会社は、投資家に対して、年1回以上、投資信託のトータルリターンを通知することが義務付けられています。
3.投資信託のパフォーマンスの調べ方
投資信託の基準価額、利回りや分配金の推移などは、投資信託協会のホームページ(https://www.toushin.or.jp/)で検索できます。また、投資信託会社のホームページでも、販売している投資信託の情報が閲覧できるようになっているのが通常です。
また、主な投資信託の基準価額は、日経新聞の朝刊などに掲載されています。
4.評価会社の格付け
投資信託の運用成績などを比較する際の参考になるものとして、モーニングスター社や格付投資情報センターなどの評価会社が発表する格付け(評価)やランキング(順位)などがあります。
評価機関は第三者の立場から、投資信託のパフォーマンスを客観的に評価し、星の数などにより格付けをして、情報をわかりやすく投資家に伝えています。
投資信託協会のホームページには、各評価会社のホームページへのリンクコーナーがあります。https://www.toushin.or.jp/link/ratingagency/
評価会社は、リターン、シャープレシオ、コスト、純資産額、販売金額などについてランキングなどを公表しています。
5.シャープレシオ
シャープレシオとは、リスク(標準偏差)1単位当たりの超過リターン(リスクゼロでも得られるリターンを上回った超過収益)を測るもので、この数値が高いほど得られた超過リターンが高いことを意味します。
シャープレシオが大きくなるほど、低いリスクで高いリターンが得られる運用効率がよい金融商品であることを意味します。この数字が1を超えていると平均以上のリターンを得られた金融商品ということになります。
このシャープ・レシオは、リスク調整後のリターンを測るものとして、投資信託の運用実績の評価などにも利用されます。
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