証券取引所とは
- 証券取引所
証券取引所とは、株式などの金融商品を取引できる市場です。日本には、株式が取引できる証券市場として、東京・名古屋・札幌・福岡の4ヵ所に証券取引所が設けられています。そのうち、東京証券取引所(東証)が最大の証券取引所であり、上場会社株式の約90%の株式が取引されています。
東京証券取引所は、第一部・第二部・マザーズ・ジャスダックの4つに市場が分かれています。しかし、これらの市場区分については、①各市場区分のコンセプトが曖昧であり、多くの投資者にとっての利便性が低い、②上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていないとの課題がありました。
そこで、東証は、市場区分の見直しをすることとし、2022年4月4日から、市場区分は「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つに区分されることになっています。新しい市場区分のコンセプトは以下のとおりです。
①プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
②スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
③グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場
オールイヤーズ事務局で作成した記事です。
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